県下でもっとも高い競争倍率を突破して合格し新しい一条生が今日、続々と登校して参りました。

第69回入学式を挙行いたしました。

快晴の空のもと、新しく希望に満ちたいちにちであることを実感することが出来ました。

一条高校、第1回の最初の入学式は募集定員を満たさず、淋しいものであったと初代校長の渡邊真澄校長はその回想で述べておられます。

「今日は淋しく思うだろうが決して淋しがるな。我々が真面目で不屈不撓の努力さえすれば、今に見よ、必ず賑やかになる。優秀な職員陣容を信頼し、一致協力、突進しよう」

というような慰めを言うほか仕様がなかったと。

廃墟のような校舎、備品校具類の無一物、狭小な敷地、その上歴史はなく、街からも駅からも遠距離という逆風一辺倒の状況からの出発であった、と一条五十年史にあります。